測定回数への注意

 日本高血圧学会が設定した「家庭血圧測定条件設定の指針」を遵守しなければならない。

2008
年のガイドラインでその指針も再検討されるであろうが、

それまではさまざまな意見はもっていてもよいが、測定の際にはその指針に従うべきであろう。

測定回数を含む学問的追及は個々の研究者が自らの臨床試験をもって証明するべき事項と考える。

 1回目の血圧測定を決して否定してはならない。

大変平易ないい方であるが、HBP測定値は、決して「嘘をついていない」からである。

2回の平均値をその日のHBP値として採用するという場合、

1回目の血圧値をどのように評価すればよいのであろうか。

平均値のほうがABP値を反映するのか、あるいは1回目のHBPがリスク評価として

新たな位置づけを得るのか今後も検討を待たなければならない。

 それまでは患者に対して説明する場合、HBP1回目の血圧測定値に関して、軽々に扱うことは避け、

測定した全ての血圧値にて、総合的に判断すべきと考える。

実地医家として毎日高血圧患者に接していて、一番困窮することの1つは、

患者自身がHBPに対してバイアスをかけることだからである。